転職未経験者におすすめのアドバイス

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始めて転職をされるみなさんは色々と不安があると思います

そこで、転職未経験者に向けて「これだけはおさえておきたいポイント」をまとめてみました。

この記事を参考に始めての転職でぜひ成功をおさめて頂ければ幸いです。

転職前の自己分析

自分にとって本当にやりたい仕事ってなんだろう?

そんなことを真剣に考えたことはありますか?

通常、転職活動を開始してまずやることと言えば、インターネットで自分に合いそうな会社を探すことではないでしょうか。

希望の会社が見つかれば、その会社の情報をもとに履歴書や職務経歴書を書きます。

しかし、この方法で転職活動を開始してしまうと失敗することになります。

今、みなさんが選んだ会社は本当に好きなことや得意なことができる会社なのでしょうか?

そもそも、自分が本当に好きなこと、得意なことを理解していますか?

好きなことや得意なことを理解せずに、転職活動を開始するのはやめましょう。

会社で仕事をすることは生活をしていくことだけが目的ではありません。

みなさんの人生の目的価値観を表現する場でもあります。

みなさんが目指すべき目標や目的地がはるか遠くにあったとしましょう。

会社はその目的に進むための手段でしかありません。

言い換えれば、目的地に何に乗って進んでいくのか手段を選んでいるだけなのです。

車、電車、自転車など様々な移動手段が会社1つ1つに当てはまります。

その移動手段が合わないため、あなたは転職して会社を変えようとしてる状況です。

しかし、最終的な目的地がはっきり見つからない状態で、移動手段を変えてみても結果は同じです。

転職活動を開始する前に、目標や目的地をはっきりと決めてしまう必要があります。

自分が何をしたいのか理解する方法

人生の目標や目的地を見つけずに転職をしてしまえば、毎日の仕事に満足することはできません。

また、本当に好きなこと、得意なことを自分で理解していなければ仕事は長続きしません。

みなさんの「好きなこと」「得意なこと」を見つけて仕事をすれば、必ず結果はついてきます。

「自己理解メソッド」で有名な八木仁平さんは本当にやりたいことを見つけるよう勧めています。

八木さんの自己理解メソッドの公式は次の通りです。


好き×得意×価値観=本当にやりたい事

 

転職先で長く仕事を続けるためには、本当にやりたいことを見つけることが重要です。

また、作家の本田健さんも

 

好きなこと、得意なこと、経験があること、ライフワーク、お金になること

 

の5つが重なり合う部分を狙って職業を決めるべきであると述べています。

本当にやりたいことを見つけ、自分はどの目標や目的地に向かうのかきちんと決めてください。

それから転職活動を開始しても遅くはありません。

転職は目的持って

今の会社に不満があり転職をしたい気持ちが抑えきれなくなっても、再検討してもらいたいことがあります。

それは「目的のある転職なのか?」

自問自答すべきです。

「今の仕事がつまらない」

「人間関係がよくない」

こうした理由で転職してしまえば、結局、次の職場に移っても同じことを繰り返すことになります。 

たとえ、直属の上司と馬が合わなくてもしばらくは我慢が必要です。

面接で、「なぜ前の会社を辞めたのか?」「なぜうちの会社に応募したのか?」必ず聞かれます。

そこで、きちんとした明確な転職の理由を説明することが必要です。

面接官は多くの応募者を見ている経験豊富な人達です。

「何となく応募してきている人」は見透かされてしまいます。 

以前、私が面接をしている時こんな経験がありました。

挨拶をして足元を見たら、白いスニーカーを履いていました。

せめて黒いスニーカーにして欲しかったです(笑)

面接中、どうしてスニーカーを履いてきたのか、思わず聞きたくなってしまいました。

なんとなく面接をして、なんとなく同じ業種の仕事に転職しても劇的に人生が変わることはありません。

「未経験だが付加価値の高い商品を販売している企業へ転職しキャリアを積みたい」

このような、目的のある転職なら問題ありません。

しかし、「今の会社は残業が多いからしんどい」

こんな理由で転職すれば必ず失敗します。

ひとたび社員を採用すれば、企業は数年で数千万円をあなたに投資するわけです。

また、有料の求人広告を出す場合、費用が発生します。

また、求人の掲載に関する調整や手間もかかります。

嫌がる同僚を説得して、作り笑顔で仕事をしている姿を写真に収めます。

文句を言われながら、求人誌に無理やり写真を掲載することは大変です。

求人を募集している会社は、自社にとってふさわしい人材を選ぶため多くの費用や時間をかけています。

そして、私も面接で多くの人と接してきましたが、採用側と応募者側に大きな気構えの差を感じたことがあります。

履歴書や職務経歴書を拝見すると、応募者が本当にうちの会社に入社したいのか疑問に感じたことが何度もありました。

また、面接の日程を決める段階で、電話対応が悪く不採用になってしまう人もいます。

雇う側とすれば経験やスキルを発揮して、会社に貢献できる人材が欲しいわけです。

「数を打てばどうにかなる」「気軽な気持ちで入社できるだろう」

こうした甘い考えは捨てたほうが良いでしょう。

面接官になったつもりで、自分の応募書類、服装、電話対応を確認し準備を進めるべきです。

面接官はあなたが考えている以上に厳しい目でチェックをしています。

周到な準備こそが採用を勝ち取る近道

もし面接で不採用になった場合、なぜそのような結果になったのか真剣に考えるできです。

年齢、経験不足、適正、スキルなど不合格の原因を考えればきりがありません。

しかし、単純にミスマッチだったと開き直り、昼間からのんきにビールを飲んでいては困ります。

応募先の企業で自分は何ができて、どんなスキルでアピールするのか?

自分で分析を続けて、次につなげる必要があります。

面接官に質問されて、その場しのぎの返答をしているようでは困ります。

また、面接前に頭髪を整える、靴を磨く、スーツをクリーニングに出す、面接に必要な書類を何度も確認する。

こういった小さな積み重ねが成功する要因です。

自分の考えが甘いと感じた人は、面接に向けて周到な準備を心掛けて下さい。

新卒採用と中途採用の違いを理解する

新卒採用者は将来性を見込み、中長期的な人材の育成を目的とした採用がほとんどです。

反対に中途採用者は、その時欲しい人材のニーズに合致しているかが重要となります。

「未経験歓迎」の言葉にのせられて応募しても、採用されないのはこのためです。

私が面接をしていても、今までの職歴と求めている人材があまりにもかけ離れていて、不採用にした人がいます。

職歴や資格欄を確認すると、「別の企業に行ったほうが、活躍できるのではないか?」と思わせる人を何人も見てきました。

本人はたくさんの企業へ応募して、採用されればラッキーくらいに思っているのかもしれません。

しかし、採用側は履歴書を確認して不自然さを感じずにはいられません、

履歴書、職務経歴書は応募先のニーズに合致させて準備する必要があります。

そうしなければ、採用を勝ち取ることはできません。

特に履歴書は応募先ごと、内容を変えたほうが採用される可能性が高くなります。

面接を受けるのではなく、面接をする場所や面接官の時間を「頂く」くらいの気持ちで望まなければなりません。

ファーストコンタクトで勝負はついている

面接の前、応募者と電話やメールで直接やり取りをする機会があります。

面接の日時、現在離職中なのか?こういった内容は事前に確認しておくものです。 

しかし、事前の確認であっても、その対応の仕方で合否が決まってしまう場合があります。

  • 採用担当者は応募者の電話対応でビジネススキルを確認している
  • 面接の日時を決めるとき、お互いの予定をすり合わせる調整能力を確認している
  • 面接に即対応できるのか、入社意識の高さを確認している

また、会社の代表番号に連絡をしてきた場合、電話を受けた人が応募者に対してどのような印象を持つのか確認をします。

面接に車で来た場合、どんな車に乗っているのかこれもチェックされます。

このように面接をする前から応募者がどんな人物で、入社後に自分達の会社で上手く馴染めるのかチェックされているのです。

面接をする前からすでに選考は始まっています。

私も印象の悪い応募者は、上司に報告をして採用を見送る可能性を示唆します。

このような報告は、単に合否を決めることだけが目的ではありません。

費用の高い求人広告をいつまでも掲載していても、欲しい人材が集まらないようでは困ります。

白いスニーカーを履いて面接に来られては時間の無駄です。

きちんと革靴で面接に来てくれる求人媒体に変更しなければなりません。

また、離職中に面接の日時を調整しようと連絡をしたところ、昼寝をしていてうっかり電話に出てしまい、相手に状況がわかってしまうことがあります。

転職期間中に仕事をしていればすぐに連絡が取れない場合もあるでしょう。

しかし、離職中に転職活動をしているのであれば、電話にすぐ出られる体制を整えておくべきです。

当たり前ですが、面接を受ける企業の営業時間(一般的な時間)に寝ているようでは志の低さがまるわかりです。

応募書類も万全の体制で準備しておき、連絡があればすぐに面接を受けられるようにしておくべきです。

私が採用担当をしているとき、面接の日時がなかなか決まらない応募者がいました。

仕事をしていれば、日時の都合がつかない事もあるでしょう。

しかし、一週間どころか二、三週間先まで予定が合わないとなると、本当に入社する気持ちがあるのか疑問に感じられました。

本人は気軽に応募したつもりなのでしょうか?

自社の求人によほどマッチしている人材は別として、ほぼ不採用です。

中小企業は大企業のように面接をする専門の部署や面接官がいないことがほとんどです。

中小企業の面接では他の業務を兼任している面接官が多いはずです。

忙しい日常業務のあいま間をぬって、社長や役員が面接の対応をしている場合がほとんどです。

相手の気持ちを考えた行動が大切になります。

履歴書の注意点

①誤字、脱字が多い

②1度使用した履歴書の使い回し

③写真の切り取りが雑である

④写真の画像が暗く、スーツを着ていない

⑤志望する企業にふさわしくない、たくさんの資格が記入欄に書かれている

⑥志望動機が不明確

順番に確認してみましょう。

 

①誤字、脱字が多い

履歴書で誤字、脱字がある場合は致命的です。

本当に入社したい気持ちがあれば、履歴書は何回も見直して誤字、脱字があれば書き直すことが望まれます。

また、文字を上手に書く必要はありませんが、丁寧に書かれていない履歴書を見ると応募者の気持ちが表れてしまいます。

つまり丁寧に書くことで、あなたの気持ちが採用担当者へ必ず伝わります。

誤字、脱字があったり下書きの消しゴムの跡が残っていれば、手当たり次第応募している人だと思われても仕方がありません。

履歴書はあなたが歩んできたキャリアの記録です。

面接をせず書類から選考をはじめる場合、履歴書はあなたの「顔」そのものなのです。

大切な履歴書をいい加減な気持ちで書いているようでは、本命の企業に入社することは難しいのです。

そして、履歴書の記入は一発勝負です。

間違えれば書き直しです。

修正ペンや斜線で書き直しをすることは辞めましょう。

また、最近はパソコンで履歴書を作成し応募してくる方もいます。

IT関係の求人であれば問題はありません。

しかし、手書きの履歴書はその人がどのような文字を書くのか、確認の意味合いもあります。

多くの面接官は履歴書の文字を見ると、応募者の人柄が見えると言います。

手書きの履歴書に自信がなければ仕方ありません。

しかし、余程のことが無ければ、パソコンで履歴書を作成することは避けましょう。

 

②1度使用した履歴書の使い回し

1度使用した履歴書の再利用です。

1枚の履歴書を記入するには、それなりの時間と労力が必要となります。

書類選考で不採用になり戻ってきた履歴書が綺麗だったことから、日付を書き変えて使用するのは御法度です。

 

③写真の切り抜きが雑

写真は丁寧に切り取り、貼り付けましょう。

写真がいびつにカットされているだけで、悪い印象を与えてしまいます。

 

④写真の画像が暗く、スーツを着ていない

写真は履歴書の文字よりも強い印象を与えます。

スーツ姿で写真を撮影することが大切です。

私服を着た写真で応募してくる人は意外と多いものです。

新卒のリクルーターはスーツ姿で写真を撮影するよう学校から指導されています。

当たり前のことが出来なければ、書類選考ではじかれてしまいます。

但し、アパレル関係などは応募者のファッションセンスを確認する意味合いで、私服を着てくるよう指示することがあるので素直に従いましょう。

 

⑤志望する企業にふさわしくない、たくさんの資格が記入欄に書かれている

資格記入欄はすべて書く必要はありません。

むしろ、応募先に合わせて必要な資格のみ記入するほうが履歴書の印象がよくなります。

資格取得をアピールしたいからと、なんでもかんでも記入している応募者がいます。

応募している職種が製造業なのに、介護系の資格を記入してある場合「どうして製造業に応募したの?」となります。

製造業で仕事をしたいなら、面接時に明確な理由を述べればよいのですが、畑違いの求人に応募してきた理由は必ず聞かれます。

事前に準備をしてきちんと説明すべきでしょう。

簡単にポイントをまとめましたが、なんでもかんでも面接を受けている印象を与えない事が大切です。

パートタイマーの比率

面接の時、希望する会社のパートタイマーの比率を確認することは重要です。

面接では必ずといっていいほど、「何か質問はありますか?」と尋ねられるので、聞いておいて損はありません。

この質問をすることで業務の振り分けや、教育が上手にできているか確認することができます。

また、パートの比率が低い場合、社員ばかりで人件費が高くなりがちです。

ただし、社員にしか取り扱えない業務もあるので、一概にパート比率が低いからといってすべてが悪いわけではありません。

また、社員の比率が高くパートの比率が低くても、他社には無い高付加価値のある高単価商品やサービスを提供しているようであれば問題はありません。

逆にパートの比率が低いのに、あきらかに商品の単価が安い商品やサービスを提供している場合、利益が確保できているか心配になります。

面接では会社の状況を聞き取り、利益がきちんと出ているのか確認すべきです。

面接時の注意点

面接を受ける時にやってはならないことを紹介します。

これから紹介する内容は、私が実際に採用担当者として面接をしていた時の体験談です。

・面接に遅刻する

・スーツや正装ではなく、私服であった

・スーツは着ているが、運動用のスニーカーであった

・たばこのにおいがきつい

・お酒くさい

どうでしょうか?

大切な面接の前に、きちんと準備をする必要があります。

採用する側も社員の面接となれば、慎重に審議せざるを得ません。

上記の内容は少し注意すれば、すぐに改善できる内容です。

まずは当たり前のことをきちんと行い、大切な面接に備えましょう。

面接時での挨拶

面接をするため約束の場所へ到着し受付を済ませてから担当者を待っている間に、色々な人と出会うことがあります。

そんな時はどんな人に対してもきちんと挨拶をしておくべきです。

面接終了後にみなさんとすれちがった社内の人が、面接官にどのような人であったか伝えることはよくあることです。

「挨拶がなかった」と言われてしまえば、評価が下がってしまいます。

挨拶は社会人の基本です。 

社内で出会った人達は同僚になる人達です。

適当な挨拶で済ますわけにはいきません。

辞める会社での有給の消化方法

転職を決意すると面接で休暇を取る必要が出てきます。

また、転職活動をしていると、今の職場でのモチベーションが下がってしまいます。

そこで、今の会社に迷惑をかけて休暇を取得したり、有給を消化することは避けたほうが無難です。

確かに、面接の予定が入ればそちらを優先すべきでしょう。

しかし、単純に仕事がしたくない、辞める会社だから休んでしまおう。

こんな理由で今の会社に迷惑をかけるのは本末転倒です。

中小企業は多くの人材を雇う余裕もないでしょう。

急に、休まれることにより、業務が進まなくなることもあります。

また、新しい人が入社し業務の引き継ぎをして、内容を習得するまでには時間が必要となります。

今まで大変お世話になった会社ですから、なるべく迷惑を掛けないよう会社を辞めることが大切です。

なぜこんなお話をするかと言うと、会社を辞めるとき周りに迷惑をかける人が多いからです。

今までどんなに頑張っていても、辞める時の行動で評価を落としてしまうのです。

そして、仮に次の会社へ上手く転職したとしても、退職前の行動やトラブルは噂話で後々問題になることがあるので注意が必要です。

立つ鳥後を濁さず

転職が決まり、今の職場で勤務日数が少なくなってきた時こそ、気を引き締める必要があります。

気分的には次の会社へ気持ちが移ってしまいます。

会社に残る人達は今まで通り業務を続けていかなければなりません。

そんな、やる気のないみなさんを見て良く思う人はいません。

なかには、有給がたくさん残っているという理由で、同僚を裏切るように平気で休みを消化し迷惑や負担を掛けてしまう人がいます。

しかし、こんな行動をとっていれば次の会社に転職をした後、悪い噂話を流されてしまっても仕方ありません。

同業に転職するのなら、なおさら注意したいものです。

時にはやむを得ず、会社とトラブルになり辞めることもあるでしょう。

それでも、出来る事なら円満に退社をしたいものです。

今後もつながりをもちながら次の会社で仕事をすることが懸命です。

提出書類

晴れて採用が決まり新しい会社へ入社するにあたって、様々な書類を提出することになります。

そこで、転職先に提出する書類は再提出にならないよう注意して下さい。

書類を受け取る側も二度手間、三度手間は敬遠します。

一度で済ませるよう注意が必要です。 

再提出を防ぐためには、書類によく目を通すことが大切です。

疑問に思えば提出前にきちんと担当者に確認しておきましょう。

まとめ

転職を考える際は、まず自己分析を行い自分が何をしたいのかを理解することが大切です。

転職には明確な目的を持つことが重要で、周到な準備が成功への近道となります。

新卒採用と中途採用は異なるため、その違いを理解することも不可欠です。

採用担当者とは最初の接触時から印象が決まるため、ファーストコンタクトの重要性を認識しておきましょう。

履歴書には特に注意が必要で、正確かつ魅力的に自分をアピールすることが求められます。

また、面接時の挨拶や態度も大切ですので、事前にしっかりと準備しておきましょう。

現在の会社での有給休暇の消化方法について考慮することも必要です。

「立つ鳥後を濁さず」を心がけ、円満に転職活動を進めることが望ましいです。

提出書類は、すべてにおいて整った形で出すことが重要です。

これらのポイントに留意することで、より良い転職活動を進めることができます。